先日、楽器屋さんに行ってきました。
楽器の調整と、弓の毛替え。 お馬さんのしっぽを酷使しているのでキューティクルが何もなくなり音が出なくなってしまうのです。
そして、楽器談義。 バイオリン制作というのは、「楽器を制作する人の性格が如実に反映される」とか。
ものすごいまじめで寸分の狂いもなく完璧に制作する人のバイオリンは、それは見た目はとても美しい。でも、音がつまらなかったりする。 やはりその方、とってもまじめなんだそう。
逆に、「なんじゃ?このいい加減な作り!」と思っても音がめちゃくちゃ明るくてよい。制作者もちゃらんぽらんだけど、陽気で楽しい人なんだそうです。
制作しているうちに魂がこめられるのかな?
バイオリンはイタリアがよいと言われる所以は、イタリア人の気質によるものが大きいのかもしれません。
ちなみに、前者の美しい楽器を作る生真面目な方は、最近遊ぶことを憶える努力をしているそうです。